旧 グラン・ルーヴル・オ・ジャポン(現 NPO法人日仏子供ヴィジョン)
開催の作文コンクールのご報告です。

第6回おおきなアートのちいさな物語コンクール
 
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授賞式模様
第6回おおきなアートのちいさな物語コンクール 表彰式は、2008年11月8日(土)に東京・原宿の明治神宮の参集殿においてが行われました。冬のように冷たい雨が午前中から降っていましたが、全国からいらっしゃった受賞者とご家族、ご来賓の総勢150名の方々を迎える午後2時には雨もやんでくれました。

表彰式に先立ち、コンクールのテーマである「森」にちなみ、NPO響の井梅さんに解説していただきながら、みんなで境内の散策を楽しみました。コンクールでは想像の森を膨らませて、表彰式では森をカラダで体験してもらいたいと思い企画しました。

授与式は、司会に彫刻家であり、またNPO法人日仏子供ヴィジョンの役員でもある松田光司氏、協賛していただきました三基商事株式会社 静岡支店支店長 田頭一浩氏とコリーヌ・ブレから表彰状と副賞が受賞者に手渡されました。

今回の課題作品は、ルーヴル美術館、オルセー美術館、東京国立博物館、市川市東山魁夷記念館、財団法人ひろしま美術館、名古屋市美術館、財団法人布施美術館、東京藝術大学に所蔵、田中一村記念美術館に寄託されています。写真の貸し出しにご協力いただいた方々、また協賛をいただきました三基商事株式会社、ご協力いただいた明治神宮様に、この場を借りて改めてお礼を申し上げます。

グランプリを受賞した岩崎真生子さん(京都府、3年生)には受賞作品(部門2、作品番号11)を、皆さんの前で緊張しながらもしっかりと発表していただきました。

審査員の先生方からいただいている細やかな感想を発表し、田頭様より祝辞を賜り、表彰式を和やかなうちに終えることができました。 来年もまた、想像力あふれる楽しい作品をお待ちしております!!
 
岩崎真生子さんが課題作品の前で、グラン・プリの物語を朗読してくれました。 NPO響の井梅さんが、明治神宮の杜の歴史を説明しながら境内を案内してくださいました
▲岩崎真生子さんが課題作品の前で、グラン・プリの物語を朗読してくれました。 ▲NPO響の井梅さんが、明治神宮の杜の歴史を説明しながら境内を案内してくださいました。
出席者44名で記念撮影。おめでとうございます!    
▲出席者44名で記念撮影。おめでとうございます!
審査員からのコメント

高橋源一郎氏 (作家)

●低学年の部
低学年の子たちの圧倒的な想像力にはおどろきました。
最初は学年をまちがえたのかと思ったくらいです。
なかでもなんとも不思議なお話「ふしぎなしょく物の森のレストラン」と「竹やぶ家族とミルちゃん」には感動しました。 この2つの作品にはほとんど差はなかったです。

●高学年の部
上級生の子のクラスの作品では、ほんとに上手なものが多かったです。
逆に上手すぎて心配になるくらい。
ぼくが気に入ったのは、「大きなリンゴの木」(泣けました)と「新しい友達 竹」です。大人が書いたみたいに複雑な気分がきめ細かく書かれていました!

山本容子氏 (銅版画家)

●低学年の部
やはり低学年の感覚は素直で楽しいですね。絵と対話しているし、反応している。亀岡りこさんは、くねくねした線のある不思議な絵から自分たちの世界ではない次元を想像しているところが楽しい。彼女の頭の中にまで入りこめました。天羽瑛子さんの物語も、絵の中に入り込んでいてよかった。
そして岩崎まいこさんも、カラフルな絵に反応して、レシピをつくるところがユニークでした。おいしそうな絵に見えますもの。「竹」の絵はたくさんの人が物語りをつくりましたが、森岡真央さんの「おふろのような気持ちのよい空間」を感じたのは素直ですし、木村亜美さんの絵には描かれていない上の上の方の世界にまで想像力をはたらかせるところは評価しました。すがわらまゆさんの「ゆうひがしずまないのでかえれません」という言葉は絵から感じたことばとしては最高でした。井上やたろうさんの丸い形からの発送が「なかよし森」になるのはとても楽しい発想でした。

●高学年の部
高学年の場合、物語としての完成度は高いけれど、絵を見て感じたことというよりは、絵をきっかけにして自分の物語により近づけてしまうところがかえって欠点になっていきます。
やはり絵とコラボレーションしているところを採点したいと思いました。その点で、渡辺康太さんの「同じ顔をした女の子がたくさんいた」というような、シュールな感覚は絵から感じた世界観でしょう。また、伊佐ひろたかさんの絵の中から絵を見る人への会話を考えるのも、ファンタジックな世界観につながります。そして杉本将吾さんの童話の世界を生み出したゆらゆらした世界との接点は素直だと思いました。北川たけきさんの絵のモチーフの大きさから自分が小さな人になったような気分になる世界は納得がいきました。

高橋明也氏 (三菱一号館美術館 館長)

●低学年の部
低学年は思いの他、叙情的な文章が多いのに驚いた。こうした時代、子供たちも安らぎを求めているのか−そんな気持ちにさせられた。
「暗い森の中へ」 河野将宏さんの幻想的な語り口が美しいです。文章のテンポも良いと思います。
のべ あやかさんの「森はずっと黙ったまま」 は綺麗な詩ですが、最後のオチはなかなか良い。
「老木」 伊藤薫さんはストーリー・テラーです。ちょっと文章が弱いと思いました。

●高学年の部
高学年の短編作品は少し物足りなかったが、長い物語には絵画とほど良い距離を保ったものが多くみられて、好感がもてた。


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