受賞作品 受賞式レポート
第10回おおきなアートのちいさな物語コンクール
日本のみならずフランスの受賞者も多くありましたので、日本での合同表彰式を行いませんでした。
表彰式を楽しみにされていた方には、大変申し訳ありませんでした。
この場をお借りしてお詫び申し上げます。
なお、受賞者の皆様には表彰状と副賞をお送りいたしました。

フランスのアンデルノス校(6年生)へはコリーヌが表彰状を届けました。
『表彰状』を見るのが初めての子どもたち。書のアーティスト:Maaya(マアヤ)さんにお手伝いいただき、日本の授賞式を行いました。
一人ひとりのお名前を呼んで自分の詩を読んでいただき、表彰状を授与しました。 授賞式のようす
授賞式のようす

 
審査員からのコメント

銅版画家 山本容子氏のコメント

 今年のテーマは「風景」でした。  一見穏やかだけれど、人物があまり登場しない風景画に、静けさと共に暗さ、寂しさを感じた人が多かったのは、自然の観察をしているからでしょう。
 人の日々の営みを風景の中に読みとった作品が、絵とのコミュニケーションを楽しんでいるように思いました。 今回は、風景そのものが擬人化された作品も多く、不思議な時空を作りだした点は興味深いと思いました。時の重なりを敏感に感じとった原沢さんの作品と風に刈られた 真っ青で何もない海に死をイメージしたマヤ・スールゲンさんの作品が絵とのコラボレーションをしていたと感じました。
ロベンさんは空、破裂のイメージが良い。ラファエルさんは樹たちが浮くイメージがよいフレーズ。イラン・ガバラさん、干潮の感激をもう少し違う言葉で伝えて。エリナ・デュボワさん、私はじっとする、で静けさが伝わる。エッマさん、泥のやさしいやわらかさが表現できている。ピエール・ラベルーニュさん、なるほど、絵の暗さを感じましたね。トムさん、ちょっと関係がわからない。ロメンさん、静かな帆船のイメージがよし。アナエールさん、太陽はくずれる、よい表現。マルタン・タユーフェールさん、放浪と孤独がだぶっているのかな。トマ・セリーさん、流浪感ともやの重なりがいい。ピエール=アントワーヌ・デウベンさん、雪のモビールは好きです。レアさん、漢字を花と見立てたのかな。レミ・ムーレスさん、漢字をパンセと見たところすてき。アレックスさん、やはり漢字は花ですか? マリ・ルーさん、雪山を山たちが飲み込む?ニコラ・プティさん、描かれていないトンボを取りこんだところ好き。マヤ・スールゲンスさん、詩になっています。満点。

江藤直樹さんは、大人になったぼくとの対面はスリリングでよい。白幡浬音さん人影のない庭の寂しさが伝わる。小野寺李果さん、日常の異空間を感じたのが良い。坂本亮さん、庭を擬人化したところが良い。梅若英寿さん、絵からさみしさとうれしさを感じましたね。
原沢光旗さん、使われた物のもつ時間が描けている。神林知足さん、絵との対話が出来ている。石原正隆さん、感傷的な空気を絵から感じ取った。
本多一斗さん、大きな屋敷からの発想がよかった。神谷剛志さん、発想は好きですが…。高月崎さん、川との仲直りをもう少し考えてほしかった。綱屋亮介さん、絵から昔の時代を感じたのは良いですが…。三好源都さん、風景も見てほしかった。おはなしはおもしろいです。近藤永翔さん、牛の背景の島が翅に見えたのかな?平野琳久さん。ストーリーはよいけれど、絵からのイメージが少し遠い。永原賢斗さん、絵のイメージと少し遠い話はおもしろいが…。村井勇輝さん、捻れた木のセリフは好きだけど、最後をもう少し考えて。大竹絋?さん、自分の心を投影したところは良い。

作家 高橋源一郎氏のコメント

レベルの高さに驚かされました。
ただ、作品からインスピレーションを感じるだけではなく、それに触発されて書かれたものも、みんな立派な作品になっていました。
原沢さんの作品は、想像力が豊かでとても楽しかったです。
梅若さんの作品は、美しく優しいお話しで素敵でした。

子供ヴィジョンでは、コンクールを通してアートに触れる機会をふやす活動を行ってまいりました。
今後もフランスと日本、そしてアートや音楽の活動を続けてまいります。 

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